墓石の調査で上里墓地を訪れた際、地蔵堂を掃除している方(上里出身80歳代後半)がいらっしゃったので上里墓地と地蔵堂についてお話を伺いました。
地蔵講
- 地蔵講は1月24日と8月14日におこなう。
- おつゆ、赤飯、煮しめなどをみんなで作って地蔵堂の前でござを敷いて食べる。
- 子どもの頃はおいしいものもなかったから、子どもたちはみんな喜んだ。
- お金がなかったんだね。
地蔵堂
- 大きい地蔵さんは「六地蔵」といって昔からある。
- 六地蔵は部落全体のもの。
- 小さいのは個人であげたもの。
- 帽子と前垂れは2年に一度、新しいものに取り替える。
- 真ん中にいるのは「如来様」で一番偉い。
- この如来様は地蔵堂ではなく、普通の家にあった。
- 意養の佐藤英光さんの家にあった。
- 佐藤さんが意養の温泉の温泉をやるよりも前からあったと聞いている。
- 如来様の袈裟は毎年取り替えている。
- 地蔵さんに「頼る」ということでもないが、こうして世話をしていると自分も頑張ろうという気持ちになる。
上里墓地
- 自分が3歳ぐらいの記憶では墓地は道道沿いのYさんの家の前にあった。
- その後、意養の入り口の右側の山に移った。
- そこからまた、現在の場所に移った。
- 上里の墓地は近くで見ると良いけれど、遠くからは見えないのでそれが残念。